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「いよいよ姿をあらわした竜泉寺の家」

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 竜泉寺の家の足場がついに外れ、その外観が現れました。透き通った青空の下で踊る白い箱と壁。足を進めるにつれ、それらの現れ方はリズミカルに変化し、この住宅の動的な魅力が伝わってきます。
 建築は2次元的で固定的なものではなく、ある領域もしくは空間を規定する立体によって形作られています。空間の中を移動する事で表れる動的な変化が人に喜びを与え、そしてある部屋に座した時には、静的な静けさや落ち着きをもって人に喜びを与える。ちょっと大げさですが、私の求める理想の建築は「動と静」、その両方を兼ね備えた建築です。
 その為、一見して空間の構成を把握できるような視点は排除してあります。一枚の写真では、説明され得ない建築を目指しました。この住宅の写真を撮影してくれるカメラマンには、ちょっとした難題かも知れません。

 ところで建物の両サイドの壁と本体を繋いでいる、細い梁がお分かりでしょうか?この部分にはタペストリーガラスを入れるのですが、ガラスを支えるステンレスの支柱はお施主様の手によるスペシャルメイドです。
 存在感を消す為に部材を細くし、ガラスの固定方法も工夫をしました。それは完成してから、また説明をいたしましょう。

 3月末にオープンハウスを予定しておりますので、皆様ぜひ予定を空けておいて下さい。詳細が決まりましたら、こちらのブログでもご案内を差し上げます。
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「再生木ルーバー@ちりゅう京極歯科」

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 まもなく竣工を迎える「ちりゅう京極歯科」の現場は佳境を迎え、たくさんの職人さん達が慌ただしく出入りしています。今回の物件では、初めて再生木ルーバーを使ってみました。廃棄物のプラスチックと木材を合成したエコロジカルな材料で、公園のベンチやデッキで使われています。塗装の必要も無く耐腐食性が高いので、メンテナンス性に優れているのも魅力です。

 ルーバーを見上げると、微妙な色むらもあってなかなか良い雰囲気ですね。青い空に映える左官仕上の壁。そしてこげ茶色のルーバーが、外観を引き締めています。

「吉村順三建築のいま@文化のみち撞木館(名古屋市)」

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 昨日、名古屋市東区にある「文化のみち撞木館」で2月6日まで開催されている、「吉村順三建築のいま」という展覧会を見に行ってきました。会場となっている撞木館は大正から昭和初期にかけ、陶器商の井元為三郎が建てた邸宅を利用した施設で、都会の只中にいる事を忘れてしまいそうな静寂の時が流れる敷地に、木造の日本家屋と洋館、そして二棟の土蔵が建っています。その歴史を感じさせる邸宅に、戦後日本の建築界に多大な影響を与えた建築家「吉村順三」の、家具や照明をはじめ、模型や図面が展示されています。

 人目を惹くような派手な意匠ではないのですが、非常に丁寧な仕事が為されている日本家屋に、吉村氏のデザインした家具が見事に溶け込んでいます。見た目だけの格好をつけた様な意匠を嫌い、その家に住う人やその家具を使う人の使い勝手や心地よさを真摯に考えた、吉村氏の美学がそこはかとなく感じられます。
 一部を除き、実際に椅子に腰掛ける事ができるのですが、その優しい座り心地の椅子に身を任せて庭を眺めていると、住まう事の豊かさとは何か、建築家がすべき事は何か。吉村氏が問い掛けて来ているような気がしました。

「建築は生きている-吉村順三建築のいま」←詳細情報
開催期間:平成23年1月26日(水)?2月6日(日) 10:00?17:00
場所:文化のみち撞木館(名古屋市東区橦木町2丁目18番地)

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六鹿 篤
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建築設計事務所 「Architect6」代表

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Author:mutu

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