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「リベンジなったか? JIA東海支部設計競技2010」

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 今や全国から数多くの応募が集まる、「日本建築家協会東海支部主催の設計競技」。今年で27回目を迎える歴史もあるイベントでもあるのですが、私は昨年に引き続き審査員として参加いたしました。とは言っても昨年は新型インフルエンザで審査会を欠席してしまったので今年はそのリベンジと言う訳なんですが・・・。

 不景気の影響で前年の競技から賞金が無くなってしまったにも関わらず、今年も学生の部と社会人の部を合わせて200以上の、渾身の作品が集まりました。第26回から30回まで続くシリーズテーマは「風土をみる」。そして第27回目となる今回の課題は「屋根と床」です。要するに屋根と床を使って風土についての何かしらの回答を求めた訳ですが、その捉え方はまさしく十人十色。そこで自分なりの評価軸を定めて審査に取り組む事にしました。

 上は一次審査の様子です。シーラカンスの伊藤恭行さんを審査委員長に、ゲスト審査委員として若手注目株の長谷川豪さんを迎え、さらに地元の大御所を含めた錚々たる8名のメンバーで、時に優しく時に厳しく審査いたしました。
 一つの応募案を審査するのに掛けられる時間は72秒。限られた時間の中で200以上のプレゼンを読みとっていくのは、思っていたよりも骨の折れる作業でした。一次審査では各審査員がそれぞれ10づつを推挙した案から30案に絞り込み、公開審査となる2次審査へと進めたのですが、自分が選んだ案が何故残すべきものであるのか説明をしつつ議論を交わす審査は、緊張感を伴うなかなか面白いものでした。ただ一次審査はまだまだ序の口、審査員が応募者の代理となってプレゼンをするようなモノですから、案が絞られてくる2次審査以降は白熱の議論が予想されました。

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「ガウディ・・・ジュールベルヌか宮崎駿か?」

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 再びガウディの作品、バルセロナのグラシア通りに建つ「カサ・バトリョ」をご紹介します。繊維業を営んでいたジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼を受けたガウディが改築を設計した建築物で、完成は1906年ですからもう既に100年の歳月が過ぎているんですね。他の作品とともに世界遺産に登録されていますが、1世紀以上の歳月を耐えて世界中から人々を惹き付ける・・・ガウディの仕事には感服です。

 その芸術的な装飾を見れば彼の圧倒的な個性を感じ取る事ができるですが、各部屋に光を均等に届けるべく生み出されたトップライトと光庭、上げ下げ式の窓や無双窓の様なガラリ等、100年以上の前の建築とは思えない数々の技術面での発想にも驚かされます。見るべきポイントは数多くありますが・・・

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「世界遺産サンパウ病院を訪ねる」

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 サグラダファミリア教会から北東へ、真直ぐ15分ほど歩いた場所に建つ「サン・パウ病院」。設計したのは、バルセロナ建築学校でガウディにも教えていた「ドメネク・イ・モンタネール」という地元カタルーニャの天才と呼ばれた建築家。世界遺産に登録されていながら最近まで実際に病院として機能していましたが、現在は補修工事中の為、正面の建物以外は見学できませんでした・・・残念。一部は、とある機関の建物として利用されるそうです。

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 「芸術には人を癒す力がある」と考えた彼は、ムデハル様式を彼流にアレンジし病院の内外を豊かな色彩と美しい装飾に彩りました。日本の白くて陰湿な雰囲気の病院とは全く違った、まるでおとぎの国か天国(縁起でも無い?)の様な世界が拡がっています。このエントランスの空間が、祈りと癒しの空間でもある教会にも似ている様に感じられるのは、そんな彼の思想が反映されているからかもしれません。

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「やっぱりサグラダファミリア教会から」

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 土曜日まで長期休暇をいただいていたのですが、実はその間にバルセロナとパリに旅行へ行っていました。新しい物から古い物まで、建築や街並みを訪ねて美味しいご飯を食べ歩く・・・素晴らしい経験をしてきました。

 バルセロナは7年ぶり、パリへは実に12年ぶりの旅行でした。大ざっぱな印象としては、バルセロナは街の至る所が大きく変っていて、パリは余り変っていない、そんな感じでした。
 また今度ブログで書こうかと思いますが、バルセロナでは空の玄関口である空港のターミナルビルが新しくなっていた事や、大規模な再開発があちらこちらで行われていた影響が大きいのかもしれません。

 そして最初に何について書こうかと考えたのですが、やっぱりバルセロナと言えばガウディ。そしてガウディと言えばサグラダファミリア(聖家族贖罪教会)。と言う事で、ベタですがバルセロナを訪れる観光客のほぼ全ての人が訪れるであろう、この教会について書きましょう。

 サグラダファミリア教会が紹介される時ぼぼ間違いなくこの「生誕の門」側のファサードの写真が用いられますが、それはこの門が世界遺産に登録されていると言う事と、その緻密かつ複雑で建築と一体化した彫刻群の魅力による所が大きいのではないでしょうか。そしてご存知の方も多い日本人彫刻家の、外尾悦郎氏が手がけたのもこの門です。余談ですが現在はもう一人、日本人彫刻家の方がここで働かれています。

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 そして「生誕の門」の反対側に建つのが「受難の門」。全体的に白っぽいのがお分かりでしょうか?こちらの彫刻は地元スペインの彫刻家ジョセップ・マリア・スビラクスが担当しているのですが、その抽象化されたモダンな表現の彫刻に対しては、地元でも賛否両論あるようです。外尾氏が手がけた生誕の門を、ガウディの意向を忠実に表現した彫刻と呼ぶのならば、こちらはジョセップによる新解釈の彫刻と言えるのでは無いでしょうか。個人的には生誕の門の方が好きですけどね。

 手前の歩道に並ぶ入場者の列が見えるでしょうか?チケットを買って中に入るのに40分ほど掛りました。ただ建設費用は観光客が支払う入場料(現在は12ユーロ)と純粋な寄付によって賄われています。ですから微々たる額でもそれに貢献できると思えば、こんな行列たいした事でもありません。
 エレベーターで塔の中央よりやや上の辺りまで登り、そこから階段を使って下りてくる事ができます。サグラダファミリア教会から眺めるバルセロナの街は、それはもう素晴らしいの一言です。ただエレベーターに乗る為には教会の中でも長い行列に並び、更に一人2.5ユーロの寄付をしなくてはいけませんが・・・

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「長期休暇のお知らせ!!(10月7日?10月16日)」

!!長期休暇のお知らせ!!

いつもお世話になっております。architect6建築事務所は誠に勝手ながら下記の期間お休みをいただきます。
ご連絡はメールにていただけますと助かります。

2010年10月7日(木)?10月16日(土)

Profile


六鹿 篤
mutsuga atsushi
建築設計事務所 「Architect6」代表

mutu

Author:mutu

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